学生時代に健康を害して手術した経験があり、自宅から通勤できる就職先を希望していました。正直、薬局での勤務という未来図が明確にあったわけではないですが、ここで精一杯頑張ることで、新たに見えてくるものがあるのではという期待は持っていました。
薬局事業本部
薬剤師T.M.
薬剤師T.M.
学生時代
Question 01
入社しようと決めた理由は？
自宅から車で通勤できる距離に大学病院が３箇所あり、それらの門前薬局として店舗を構えていた当社に興味を持ちました。また同じ大学を卒業した同期が複数名おり、何かと心強かったというのも入社の理由の1つです。最終的には大学病院で幅広い疾患の処方内容に触れることができると思ったため、入社を決めました。
Question 02
仕事のやりがいは？
地域がん診療連携拠点病院に認可された病院の門前薬局であり、専門医療機関連携薬局(がん)に認定されているので、毎日多くのがん患者さまが来院されます。生と死に直面し、非常に強い責任感が求められる職場の中で、質の高い薬学的ケアを実践できるよう、地域の勉強会や病院研修を通じて知識を蓄積する努力を続けています。それをもとに、がん治療に対する副作用対策の薬を医師に提案し、処方した薬剤の使用で症状が改善したというお話を伺えたときには、この仕事を頑張ってきてよかったと感じます。
Question 03
仕事で特に大事にしていることは？
がんの薬物療法では、近年さまざまな種類の抗がん剤が承認・発売され、副作用や対処方法が異なります。そのため、日々の情報収集や勉強は欠かすことができません。患者さまの副作用の発現状況から、その対策のための薬剤を主治医に提案することもあるので、各薬剤の特徴などをしっかりと把握しておくよう心がけています。また病院の薬剤師さんとも密に連携を取り、情報共有を万全にすることで、より個々にあった質の高いフォローにつながると思っています。
Question 04
職場の雰囲気はどうですか？
入社した当初は、理解が難しい処方薬も多く、適切に服薬指導ができるか不安でした。でも先輩方が「わからないことはないか」と常に気にかけてくれたことで、これまで成長することができました。また現在勤務する薬局で知り合った上司の方が、「外来がん治療認定薬剤師」という資格を取得したことに刺激を受け、私もスキルアップしたいと挑戦。周りの方のサポートもあり、入社から10年目に同じ資格を取得できました。このように常に周囲を気遣い、刺激を与えてくださる存在がいる職場で働けることに幸せを感じています。
Question 05
将来の夢は何ですか？
がん患者さまは今後も増加してくると予想され、地域薬局におけるフォローアップが重要になると思います。またがんに対する薬物療法は日進月歩で変化しているので、さらに高度で複雑な薬物治療が行われるようになるでしょう。この職場で働いている以上、日々自己研鑽に努めながらがん患者さまの治療フォローを行うのはもちろんですが、自分の経験を伝えるなどして薬剤師を教育し、社内から専門薬剤師を一人でも多く輩出できるよう努めていきたいと思います。
MESSAGE
就活生へのメッセージ
現在、日本全国に薬学部が新設されており、今後は薬剤師が世の中にたくさん輩出されることが予測されます。何か資格や認定を取得すると薬剤師としての職能が向上し、活躍できるフィールドがより増えます。自分の特徴や武器を増やすためにも、今から興味のある分野を少しずつ考えてみましょう。当社は自身の希望に沿った配属先を検討してくれます。
OFF TIME
休日の過ごし方
子どもたちとの時間に多く充てるようにしています。特にまだ生後数か月の赤ちゃんがいるので、子育ての時間が増えました。大変なことはありますが、幼い子どもにじっくり向かい合えるのは今しかありません。平日は帰宅時間が遅くなってしまうこともあるので、休みの日はできる限り一緒にいたいと思っています。幼稚園の行事などで成長した姿を見るのが、今は一番の楽しみです。
